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本日の日経新聞夕刊の記事です。

株式会社浄法寺漆産業

2018.06.09

本日の日経新聞夕刊の記事です。

国産漆不足はここ数年の漆需要の急激な増加によるもので、それまでは採取しても余る漆をどう売り捌くかが課題でした。
今となってはもったいないことですが漆の木を切ったり、生産調整を行ったりしてなんとか細々と生産を続けてきたのです。

文化財分野での積極的な国産漆の使用は産地として悲願で、平成19年に日光での国産漆使用が決定した際は歓喜したものでした。それでも漆は余っていました。
先日完成した名古屋城本丸御殿の復元でも国産漆は使われませんでした。

今後漆不足にどう応えるかですが、漆掻き職人を増やしたり植栽面積を増やす取り組みが行われている一方、弊社では漆の適地に漆を植えて早期成長を促すとともに、従来の漆掻きに変わる新しい採取法の研究に取り組んでいるところです。

中国産、日本産の品質の比較の話もよく紹介されており、日光東照宮で中国産漆で塗ったところと日本産で塗ったところを比較したら国産の方が持ちが良かったという話も出ますが、本質はそこではなく、日本のものなら日本の素材で作ったり修理するのが理想的で、できればそうしたいし、そう努力すべきと思います。
そもそも実際のところ、日本産漆でも品質は千差万別で、職人の技術や保管方法による差もあり、一概に比較できるものでもありません。

中国産でも良質な漆は存在しますし、中国での過酷な漆掻きに従事する職人を尊敬しますが、縄文時代から9000年続いてきた日本の文化を中国産漆が支えているというのは少し悲しい気がするのです。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO31580710Z00C18A6MM0000/

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